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「…は?」
ページをめくる手が止まって、見上げれば、竹田の形のいい唇がこっちに向かってくるのが見えた。
だからとっさに足でコイツの膝を蹴った。
「ってぇ!!!」
「何してんのあんた。
てか痛いなんて当り前でしょ。
痛くなってほしかったんだから」
「……女王様?」
「誰がだ、この野郎。」
そう言ってまたアイツの足を蹴る。
今度はすねを狙っておいた。
痛そうに足を抱えて、しばらくうずくまったあと、さすがにもうダメだと思ったのか、竹田はチェッと可愛くないことを言いながら、私の隣に座った。
厚かましいヤツだなぁ…。
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