第0話 突然何を言いだすのか。

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「2時間目もサボるの?」 しばらくして、また竹田が話しかけてくる。 学習しないのか? 「さぁ。でもあんたいるし、授業出ようかな。」 「ひでぇっ!!」 竹田は両手のひらで自分の顔を覆った。 泣き真似でもしてるんだろう。 私は呆れてため息をついた。 「何でそんなに付きまとうのよ。」 今まで一番疑問に思っていたことだった。 竹田はどうして、私に構うのか。 教室で、1人浮いているような私に。 「だって、好きだから。」 さも当然かのように、竹田は私の目を真っ直ぐみて言った。 「…理由じゃないし…」 やっぱり頭おかしいよね、竹田って。
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