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「2時間目もサボるの?」
しばらくして、また竹田が話しかけてくる。
学習しないのか?
「さぁ。でもあんたいるし、授業出ようかな。」
「ひでぇっ!!」
竹田は両手のひらで自分の顔を覆った。
泣き真似でもしてるんだろう。
私は呆れてため息をついた。
「何でそんなに付きまとうのよ。」
今まで一番疑問に思っていたことだった。
竹田はどうして、私に構うのか。
教室で、1人浮いているような私に。
「だって、好きだから。」
さも当然かのように、竹田は私の目を真っ直ぐみて言った。
「…理由じゃないし…」
やっぱり頭おかしいよね、竹田って。
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