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優気は現在、徒歩20分の場所にある高校に通う17歳の高校2年生。
家族は母親が1人居るが、少し離れた所で別々に暮らしている。
中学時代までは一緒に住んでいたものの、優気が一人暮らしをしたかったという理由で別々に暮らす事になった。
その為、優気はコンビニでバイトをしながら安いボロアパートで生活をしていた。
しかしそれだけでは生活は苦しい為に、母から少し仕送りしてもらい何とか暮らしている。
そんなギリギリの生活の中、暑い日差しを浴びながらも優気は高校へと走っていた。
今は7月中旬の為、少し走っただけでも汗を掻いてしまう。
夢中で走っているとようやく高校が見えてきが、教師が門が閉めようとしていた。
「まってぇぇぇ!」
叫びながら優気は走り、なんとか門が閉まる前に登校することができた。
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