とある日のお出かけ。

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なぜか俺、坂下樹(さかしたいつき)は今、この女の買い物に付き合わされている。 「・・つか「別にいいじゃん。今日どうせ暇でしょ。」 そう言って、俺が愚痴をこぼすのを許さない。 顔は笑顔だが・・・ そういう威圧感を感じる。 この女は宮内美紀(みやうちみき)。 俺の2個上。 姉貴の親友で、小さい頃からの知り合いだ。 小さい頃からよくからかわれたり、いじられたり、こき使われたりしていた。 この年になってもまだそんな主従関係?のような関係が続いている。 「つーか・・なんで俺が美紀の買い物につきあわなきゃなんねーの?」 「ねぇ、これ樹に似合いそう!」 またまた、俺を一切無視して自分の道を行く美紀。 俺が好きそうな服を手に取り、めちゃめちゃナイスな笑顔で駆け寄ってくる。
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