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「で。その好きな人にプレゼントするっていうのはどーすんだよ。」
なかなか決めようとしない美紀に俺は早く決めるようにうながす。
・・だって、美紀が俺といるのに他の男のこと考えてるとこなんてみたくねーし!!
「うるさいな~今考えてんの。」
そういう美紀の様子を見てるが、全く決める様子はない。
俺の好きそうなものを発見しては見せにくるってことはよくするんだけど・・
「ほんとに決める気あんのかよ。」
「あるに決まってんでしょ。だから、今日樹呼んだわけだし。」
・・・だったらはよきめんかい!!!
だいたい呼んだとかいってますが・・
美紀がいきなり俺んちにきて無理やり外に連れ出したんじゃね~かよ。
つーか、好きなやつって誰やねん!!こんちくしょう!!
しかも、俺だって最近23回目の誕生日なったばっかで・・
人の贈り物より、俺へのプレゼントがほしいわぃ!!
・・・なんてことはいえるはずもなく、ひたすら美紀のあとをついていく俺。
美紀の足はあっちこっちよく動く。
女って買い物に時間かかるからなぁ。
好きな人に渡すものだったらなおさら時間かかるよな・・。
・・そう思うとまた、自然と溜息がでた。
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