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そんで、今も山下誘い中。
『なぁ!山下、今日遊ぼー』
クラスが違うから、アタシは３組まで行ってる。
アタシが３組行くと、他の男子が山下を連れてくる。
皆さんアタシの好きな人を、ご存知なんですよ…。
『いいけど…』
『じゃあ、あと1人男子誘っといて!』
『わかった。』
アタシはルンルン気分で教室に戻った。
『なに、ニヤニヤしてんねん』
いきなり後ろから話しかけられて、ビックリした。
バッっと振り返ったら、中田翔(なかたしょう)がいた。
『なんや。中田か』
アタシは無視して教室に入ろうとした。
『うわ!無視しやがった。それが友達に対する態度か。愛川も冷たいヤツやな』
『冷たいヤツでけっこーこけこっこー』
中田は……アホ。
野球の事しか頭にないようなヤツ。
けど、なんでかモテてる。
こんなチビの何処がいいんかわからへん。
って言っても、アタシと３cmぐらいしか変わらんけど…
『もっと可愛いらしくせぇ』
そう言って中田は教室に入っていった。
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