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街中は荒れ果て植物は見られなかった
それどころか、人や動物すらいなかった
ス「どうなっている…」
その時、どこかで建物が崩れる音がした
そして大きな足音が鳴り始めた
ス「!」
スネークは素早く建物の陰に隠れた
スネークは物陰からこっそり顔を出した
ス「…あれは」
そこには大きな足音の正体がいた
それは大きな足と尻尾、そして大きな翼を持った飛竜だった
リオレウス「グルルル…」
ス「あれは…竜!」
よく見ると、飛竜は人間を口にくわえているようだった
ス「どうする、助けるには奴を倒さなければ、しかし失敗すれば…いや、迷うまでもない」
スネークは小石を拾いそれを遠くに投げた
すると飛竜は小石が飛んだ方向を見て、くわえてた人間を地面に置き翼を羽ばたかせ飛んでいった
スネークはすぐさま人間に駆け寄り声をかけた
ス「おい!起きろ!」
その人は、眼鏡をかけた男性カメラマンだった
富竹「う…うーん、あれ?ここはどこだい?」
ス「今はそれどころじゃない!早く隠れろ!」
2人は近くの建物に身を潜めた
富竹「何だか知らないけど、君が僕を助けてくれたんだね」
ス「竜の口に入っていたから死んだものかと思ったが」
富竹「申し遅れた…僕は富竹、フリーのカメラマンさ」
ス「…スネークだ」
富竹「記念に一枚、富竹フラッシュ!!!」
ス「うおっ、まぶし!」
スネークは今までの出来事を富竹に話した
富竹「へぇ…いわゆるワープとかタイムスリップだね」
ス「元の場所に戻りたいが、あいにくその術を知らん」
富竹「残念だけど、何も力になれない…ごめん」
ス「気にすることはない、こちらが無理な注文をしただけだ」
富竹「…ところでスネーク、この場所について何か知っていることはないかい?」
ス「さっき話した通り、ここに来て間もない」
富竹「僕は取材でここに来たんだけど、誰もいないし化け物はでるし、本当についてないね」
ス「取材?何の取材だ」
富竹「ちょっとした噂でね…不思議な宝石の話さ」
ス「宝石?…はっ!」
スネークは外を見た
さっきの飛竜がこちらに向かって火球を放ってきた
ス「伏せろ!」
富竹「へぇあ?」
火球は建物に直撃し、建物は崩れ去った
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