十一ノ唄

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 "一つ"と言う自分の言葉にカッと身体が熱くなった。しかし、あの日以来、まだ魄皇とそういう事になっていない僕。と言うか、恥ずかしくて、遊びに行ってもまともに顔すら見れていないんだけど―――。  それでも、思い出せば身体は熱くなる。 「べべべ別にっ…何にも無いよ…!ふ、普通だってば!」 「嘘が下手だな。身体が熱いぜ?ガキが……、ついに魄皇とヤッたな?」 「なっ……ヤッ!?ちがっ」  動揺し過ぎて言葉が上手く出て来ない。逆にそれが嗣郎さんに決定的な確信を与えてしまったみたいで……。 「どうだったよ、魄皇とのセッ●スは。あぁ?最初っから腰振ったのか?人外との交わりはヤベェだろ?」 「なっ、なっ……し、嗣郎さんっ…何っ……言って…!」 「感想聞かせろよ。なぁ、ココにガッツリ中出しされたか?」 「あっ…!?」  露骨に卑猥な表現をしてくる嗣郎さん。上からグイと腰を押し付けられて、僕の尻の間に当たるものがある。 「し、嗣郎さん!?」 「想像したらちょっと勃っちまっただけじゃねぇかよ、気にすんな」 「気にするよ!もっ……降りて!」 「うるせぇな。なぁ、お前もっと魄皇とヤれよ。お前が誘えばアイツは断らねーだろ?んでガンガン咥え込んで思いっきり奥で出してもらえ」 「…………ッ!」  嗣郎さんのあまりに露骨な発言に、僕はもう恥ずかしいのと怒りたいのと逃げたいのとで、何を言っていいか分からなくなるくらい混乱した。 「そうシてもらえよ。んで……もっと美味そうになったテメェを俺に喰わせろ」  ななな何言ってるんだ!?嗣郎さんの目が……冗談言ってる風じゃなくて本気で怖いよ! .
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