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"一つ"と言う自分の言葉にカッと身体が熱くなった。しかし、あの日以来、まだ魄皇とそういう事になっていない僕。と言うか、恥ずかしくて、遊びに行ってもまともに顔すら見れていないんだけど―――。
それでも、思い出せば身体は熱くなる。
「べべべ別にっ…何にも無いよ…!ふ、普通だってば!」
「嘘が下手だな。身体が熱いぜ?ガキが……、ついに魄皇とヤッたな?」
「なっ……ヤッ!?ちがっ」
動揺し過ぎて言葉が上手く出て来ない。逆にそれが嗣郎さんに決定的な確信を与えてしまったみたいで……。
「どうだったよ、魄皇とのセッ●スは。あぁ?最初っから腰振ったのか?人外との交わりはヤベェだろ?」
「なっ、なっ……し、嗣郎さんっ…何っ……言って…!」
「感想聞かせろよ。なぁ、ココにガッツリ中出しされたか?」
「あっ…!?」
露骨に卑猥な表現をしてくる嗣郎さん。上からグイと腰を押し付けられて、僕の尻の間に当たるものがある。
「し、嗣郎さん!?」
「想像したらちょっと勃っちまっただけじゃねぇかよ、気にすんな」
「気にするよ!もっ……降りて!」
「うるせぇな。なぁ、お前もっと魄皇とヤれよ。お前が誘えばアイツは断らねーだろ?んでガンガン咥え込んで思いっきり奥で出してもらえ」
「…………ッ!」
嗣郎さんのあまりに露骨な発言に、僕はもう恥ずかしいのと怒りたいのと逃げたいのとで、何を言っていいか分からなくなるくらい混乱した。
「そうシてもらえよ。んで……もっと美味そうになったテメェを俺に喰わせろ」
ななな何言ってるんだ!?嗣郎さんの目が……冗談言ってる風じゃなくて本気で怖いよ!
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