改革の時来たれり~!

27/49
前へ
/543ページ
次へ
ユリト「本当に申し訳ない。」 「大丈夫です。 むしろ感謝しています。 ソティー? たまには会いに来てね?」 ソティー「はい!」 殺す所だったが丸く収まって良かった… 俺の純粋な殺気を受けて、死ななかったのがすごいよ。 それとも思い出した感情の方が、あまりにも強かったのかな? 後は時間が何とかしてくれるだろ。 あと10年、20年後にはここもいい国になりそうだ… ユリト「ではこれにて。」 「あなたが素晴らしいと言える世界になった時に、私のような人間をなくす事が出来るかもしれません。」 ユリト「なくす事は出来ない… だけど減らす事は出来る。」 人間は複雑になりすぎたが故に、争いなどが絶えない。 だが、それが人間の特徴なのだ。 それが弱い種族、人間らしいのだ。 そんな事を思いつつ帝都を後にした。 帰り際にソティーの実家に寄り、父親の墓参りをしてからナバルツに帰った。 つか俺って何の為にこっちに来たんだろ? 本当に分からない… 目的の分からない勇者。 なんちって… 最も俺は勇者なんて柄じゃない。
/543ページ

最初のコメントを投稿しよう!

16402人が本棚に入れています
本棚に追加