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ユリト「それじゃあここいらで…」
転移魔術陣を展開し、屋敷の入り口に転移先を決定する。
アヅ「お大事に。」
ユリト「じゃあね!」
絶対に俺来るの待ってるよ!
完全に話し過ぎた~!
急いで五階に行き、食堂の扉を開け…
ガォンッ!
ユリト「くぉ~。」
後ろからサンドイッチかよ…
気配無くすのうまくなったなぁ~。
こりゃあ気が抜けねえや。
振り向くとフライパンを片手に持ち黒い笑顔を浮かべたエプロン姿のソティーとミアがいた。
ソティー「すっかり料理が醒めてしまいましたよ?」
いや…
醒めたのはソティー達だろ?
ミア「早く夕飯を食べようか?」
ユリト「はい…」
こればかりは勝てません。
俺が悪いんだし…
ソティー「さぁ召し上がれ♪」
食事がこんなにも恐ろしいと思った事がない…
俺の料理だけ…
恐らく神経系の麻痺毒が入ってる…
こいつら俺を動けなくして何するつもりだったんだ?
まあ効かないから関係ないけどね♪
むしゃむしゃ
ソティーも大分料理が上手くなったなぁ~。
こっちはミアかな?
野菜の切り方が少しバラバラだからな。
でも味付けはなかなかだ。
俺も一通りこっちの世界の料理は覚えたから、新しい料理でも作って見ようかな。
えっ?
いつの間にそんなん覚えたかって?
時間の合間に召使いの人達に教えて貰ってたんだ。
ユリト「ごちそうさまでした。」
うまかった。
ソティー「ユリト?
なんともないの?」
ソティーもミアも唖然としている。
ユリト「残念だったな。
俺に毒の類は効かない。
方付けるぞ~。」
ソティー「うー。」
ミア「はぁ。」
こいつら構って欲しいらしいな。
疲れてるんだけどなぁ~。
ジョル先生の忠告もありますしねぇ~。
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