改革の時来たれり~!

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ユリト…side まさかウェルがあんな暴挙… もとい積極的な行動に出てくるとは思わなかった… おかげでウェル姉会会員とウェルを狙っていた男子生徒から、鋭い視線を浴びる羽目になった。 まあ元々ソティー溺愛会からも敵視されていたから慣れたよね。 今ソティー、ルミク、ウェルがギャーギャー喚いている。 ログス「ガンバ。」 オグレ「好かれたのがお前だけで良かったよ。」 オグレはリムの手を取り涙ぐんでいる。 それに対しリムはにっこりと。 リム「他の女に渡さないようにしてましたから。」 リムは何をやったんだ? 恐ろしい… 本当は一週間後の武術試験はパスする筈だったが、予定が早まった為に受ける事にした。 ふぅ。 ウェルの魔術特訓から今度はソティーの武術特訓? じゃ無いな。 ソティーの魔武器は完全な遠距離武器だ。 それ相応の戦術が要求されるな。 ソティー「ユリトの正妻になるのは私です!」 ウェル「私だ。」 ルミク「駄目!」 おいおいおいおいおいおい! なに大声で話してんの! 聞いてるこっちが恥ずかしんだけど!? 周りは完全に赤面してるよ! 一部の人間は鋭い視線を俺に向けるし! そしてオグレは笑いこらえてんじゃねぇー! ウェル「私とユリトは既にたし」ユリト「かぁーつ!」 スバシーン! ウェル「あぐっ!」 ソティー「いっ!」 ルミク「ひあっ!」 あぶねぇ~… 三人に強烈な沈黙を与えるハリセンの一撃を加える。 ソティー「なんで私も…」 ユリト「原因をヒートアップさせた責任。」 ソティーは軽くやったから、大丈夫だったみたいだ。 ルミク「いったー…」 ルミクも軽くだったが、痛かったらしい。 最大の原因のウェルは尻餅をつき頭をおさえ唸っている。 ウェルさーん。 パンツ見えてますよ~。 ジョル「授業始めます。 整列してください。」 丁度先生がきた。 ユリト「ほら、行くぞ。」 俺はいまだに唸るウェルに肩を貸して整列する。 ウェル「ぅ~…」 ウェル俺を恨めしく睨んでいる。 自業自得じゃあ!
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