改革の時来たれり~!

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ログス「お手柔らかに頼むよ。」 ユリト「おう。」 くじで模擬戦相手を決めた結果、なんとログスと模擬戦をする事になってしまった! うーん… 俺的にはソティーと当たって指導したかったんだがな。 ちなみにソティーはルミクと当たった。 さっきの事あってか、対戦前から火花が飛び散っていた。 女ってこえーな。 ユリト「よっしゃー! かかって来いやぁー!」 いつも通り巨剣を展開し肩に担ぐ。 ログス「やる気あんなぁ…」 ログスも長剣型魔武器を展開し構える。 うーん… アンフェアか… という事で俺も長剣に展開し直す。 ユリト「よし。 初めっか。 おわ!」 結構速いな。 ログス「くそ~。 不意打ちだったんだけどなぁ~。」 俺は長剣を構え直す。 ユリト「でもいい攻撃だ。」 ログスも構え直す。 ログス「怒んないんだな。」 ユリト「戦争で不意打ちが無い訳無いだろ!」 ログスに接近し頭を割るように振り下ろす。 カンッ! ログス「くっ!」 ログスは左利きなんだな。 よく見りゃ左手に剣を持っている。 ちらりとルミクを見ると右利きだ。 ログスは俺の剣を左に弾くと勢いのまま回転切りをする。 俺は弾かれた方に転がってかわし、体勢を直しログスに突っ込む。 そして勢いのまま横の一線。 ログス「―っ!」 振り向き際で体勢が崩れていたログスは、無理やり身体を捻り掠りながらもかわす。 言い忘れてたけど模擬戦の時は体操着のような服に着替えてるから、制服が破ける事は無いよ? ログス「殺す気か!」 ユリト「んえっ? 避けられたでしょ?」 模擬戦の時は相手が避けられる限界でしか、剣を振るわない。 ログス「そーゆー事かよ!」 ここでログスは俺に攻撃させない方法を取った。 連撃に次ぐ連撃。 体力持つのかなぁ~。 俺? 平気に決まってんじゃん。 ログス「はぁ… はぁ… はぁ…」 なんで当たんねーって顔してんなー。 ようやく疲れ果て連撃が止まった。 ログス「ユリトっ! お前っ! 化け物かっ!?」 ユリト「最近それさえ曖昧になってんだよなぁ~。」 はっきり言ってゲームの主人公はみんな化け物だよな。 でもここは現実… ログスが息を切らし、汗を滝のように流して放った連撃を汗を流す事なく受け切った。 ユリト「んじゃあ。 ログス避けろよ?」 ログス「えっ!? 待て!」 ユリト「待た(チュドーン!)ゲバア!」 何が… がふっ!
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