改革の時来たれり~!

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ウェル…side 「君が… 赤狩神なのか?」 赤狩神… 世間ではそう呼ばれてるのか… 学校帰りに王宮に寄ると言うので、私達も王宮についていく事にした。 ユリト「だったらなんだ…」 「いや… 申し訳ない。 余りにも若かったものだからつい…」 確かにユリトは実力があるが、他の部隊長に比べると若い。 まあ私もなんだが… ユリト「若くても実力さえあれば問題ない。」 この国は実力制だからな。 他の国に無い制度だ。 「この国の政治体制を見習いたい。 ナバルツ陛下に聞いたところ、あなたが本当の改革者だと聞いた。」 ユリト「へーか~。 勘弁してくださいよ~。」 ユリトは面倒くさい事は嫌いだからな。 凄く面倒くさそうな顔をしている。 ヤカザ「国直部隊長ユリト・アツカマ。」 ユリト「うっ…」 ふふっ♪ ユリトの本心が出ていたとしたら、しまったと言っていただろう。 今この状況を楽しんでいないのは、ユリトと本気で教えを求めている指導者だけだ。 陛下が次に話す内容の想像がつく。 ヤカザ「リャーベル国指導者に我が国の政治体制を説きなさい。」 陛下も笑いながら言っている。 ソティーも笑いをこらえているが口元が笑っている。 ソティー… 武術練習の時の事はまだ終わっていないぞ? ユリト「分かりました… お話しは国直部本部の私の書斎にてさせて頂きます。」 ユリトはそう言って恭しく頭を下げる。 珍しいな… ユリトが気に食わない奴とまともに話すのは… 「おお! 有り難い!」 ユリト「ソティー、ウェル。 行こう。」 ユリトはつかつかと謁見の間を後にする。 後を追うのは私とソティー、そしてリャーベル国指導者だ。 ユリト「ソティー… 後で覚えとけ。」 ソティー「うっ… は~い…」 ソティー頑張れ。
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