改革の時来たれり~!

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ミア「ウェル。 荷物が届いているよ。」 ウェル「ありがとうございます。」 ミアさんが指差した方には、箱が4つ重なっていた。 ソティー「なにこれ?」 私は重力付加魔道具の設定を一倍にして、箱を4つ持ち上げる。 「うわぁ! すっすごい…」 ユリト「我が隊最強の戦闘員です。」 レイヤン「ウェルにここまで力があったとは…」 レイヤンさんは知らなかったか。 ユリト「こいつ重力付加魔道具の設定を普段から2倍にしてるからな。 外したら相当なバカ力だぞ?」 ウェル「私は女だ。」 いくら力があってもバカ力と呼ばれるのは腹が立つ。 ユリトが言うなら尚更嫌だ。 ユリト「悪かったよ。 此方へどうぞ。」 「あ、ああ…」 ユリトはリャーベル国指導者を案内していく。 ソティー「ところで中身なに?」 ウェル「ああ。 そういえば言って無かったな。 私、親と絶縁したんだ。」 ソティー&ミア「えっ?」 ウェル「だからこの中は私の私物。 あっ。 私ここに住むことになったからよろしく。」 コーゥ レイヤン「どうした?」 ユリト「あっ。 近くにウェルもいるね。 ちょうどいいや。 レイヤンはお茶を入れてくれない? ウェルはお菓子を作って欲しいんだ。」 レイヤン「いいぞ。」 ウェル「分かった。」 ユリト「んじゃよろしく~。」 プツ ウェル「部屋決めて荷物整理しなきゃな。」 レイヤン「葉っぱ足りたっけか?」 私とレイヤンさんは、ユリトからの頼みに応えるべく動き出す。 ソティーとミアさんはいまだに硬直したままだ。 そんなに驚く事じゃないと思うんだが? ん? 驚く事なのか? そうなのか。
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