休暇?んなもんある訳無いだろ!

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グローク…side 《ウム… マサカココマデカラダガニブッテイルトハ…》 今俺は山岳の洞窟内にいる。 八千年も動かずになっていたのだ。 当然と言えば当然だな。 ただの人間の国ならこれでも容易いだろうが、ナバルツの連中の強さは十分知っている。 だからこそ万全に有里斗の器を破壊したい。 (そう簡単に破壊されねぇーよ。) 《フンッ! ホンチョウシニモドッタトキ、キサマヲマッサキニケシテヤル。》 (やってみろやーい。 たーこ。) 《クッ! タワケガ!》 (うしゃしゃしゃしゃ。) 騒がしいやつめ。 全く黙っている事は出来んのか。 (ぐろちくすな奴らに囲まれるよりはいいでしょうが。) 周りの魔物の事を言っているのか。 《ダマレ!》 こやつらは我が憎しみの体現。 気持ち悪いもあるか! (お前の憎しみってキモイな。) 《~~~ッ!》 … (あれ?) 《………。》 (どうしたの?) 逐一構ってられん。 (え~!) … (狸寝入りしやがった… あ~。 つまんねーなぁー。) … … (つまんねーなぁー。) くそっ! (ハハハハハッ!)
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