休暇?んなもんある訳無いだろ!

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ウェル…side ミアさんが飛び去った後にデルペティさんとシニルが合流した。 竜同士の激しい戦いになるな。 この結界は固定化したらしく、ミアさんが飛び去った後も残っている。 レイヤン「私達も下に行くぞ。」 奇形の魔物は既に門の近くまで来ているようだ。 ウェル「分かった。」 あれ? ウェル「レイヤンさん?」 声が女性の声に… 自分の事も私って… レイヤン「ああ。 芝居は止めた… 口調は癖になったみたいでな。 直らん。」 ウェル「そうですか。」 ガァーン! しまった! もう門の所に着いたのか! 私達は走って下に降りる。 レイヤン「まだ門を叩いているらしいな。」 門を出て真っ直ぐの大通りには、国直部を中心に配置し軍馬車の設置型大弓で狙う。 側面の道は様々な物で道を塞ぎ、後ろから槍兵が近付いた敵を突く。 その後ろにも兵士を待機させ万が一に備える。 ガァーン! ガァーン! バァーン! レイヤン「撃てー!」 門が破られたと同時に大弓が放たれ、魔物を貫く。 一気になだれ込む魔物。 軍馬車の弓兵は門付近の魔物を狙い、至近戦闘兵は門と軍馬車の間で戦う。 ウェル「体が軽いな…」 私は戦槌を横に一振りし、前の敵を粉砕する。 そして前に転がり、敵中に入る。 レイヤン「ウェル!」 ウェル「私はこっちの方が…」 戦い易い! バキッメキッ! 転がった先にいた堅い甲殻をしているであろう魔物を数匹叩き割る。 レイヤン「流石だな…」 その後的確に頭や胴体を潰していく。 ユリトが戻るまでの辛抱だ。 ユリトにランシュのお菓子を焼いてやらないとな。 ユリトは喜んでくれるかな? そんな事を想いながら、私は敵の頭や胴体を潰していく。
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