いきなり異世界?

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うーん… 状況を整理しようか。 ゲーセンで遊んでたらチンピラ(六人くらい)に絡まれて、それでボコボコに潰して、帰って、そんで… ああ。 家の階段から足滑らして、落っこちたんだ。 ユリト「えっ!じゃあ俺死んだの!?」 「んな訳うがっ!」 あ。 つい殴っちゃった。 だって後ろから突然声掛けるから… いや… 言い訳じゃないよ? つか、軽く殴って十メートル飛ぶとかないでしょ。 ユリト「チート決定。 (つかあの人動かない。) もしかして死んだ?」 「死んでない。 普通殴る?普通。 私だったから死ななかったけど、それでも痛いんだからね?」 むくりと起き上がり、スタスタとこちらに向かってくる。 うっわぁ。 鼻血ダラダラ。 白い服が真っ赤に染まってるよ。 ユリト「わりぃわりぃ。 俺は篤鎌有里斗。 失礼ですがどちら様でしょうか?」 自分でもわかるが、キャラが変わってる。 でも仕方ないじゃん! 癖なんだもん! 「なかった事にしようとするな。 私は宇宙。 人間の言う神と呼ばれる存在だ。」 鼻血ダラダラの状態で、真面目に自己紹介する自称神。 その光景を思い出しては腹を抱え笑っているのは余談。 端から見りゃ痛い光景だが、そんぐらい面白かったんだよ? 「自称ではない。 正真正銘の神だ。 名をアルデビステリアという。」 ユリト「ふーん… それで俺が死んでないならどうしたわけ?」 名前を呼んでから話そうとして断念。 長い… アルデ「知らん。」 私刑ケッテイ。
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