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ユリト…side
ログス「大変だったな。」
ユリト「おうよ。」
復興作業も終盤にさしかかり、学園も再開された。
オグレ「俺達も出るべきだったんだが、任務を任されたのは第6生だけだったしな。」
ユリト「いや。
多分出てたら死んでたぞ?」
事実、国直部でも2人死んだ。
前線を任されていたとは言え、簡単に殺される奴らじゃ無い。
兵士も半数が死亡なり重傷なりの動けない状況になった。
オグレ「マジか!」
ユリト「国直部の面子でも死んだ奴がいる。
お前なんかいったら即死だな。」
第6生でも死んだやつ居るだろうしな。
ログス「大丈夫だって。
コイツゴキブリ並みの生命力持ってるから。」
ユリト「ああ…
なるほどぉ~。
じゃあ死なないな。」
オグレ「だろぉ~!」
突っ込めよ。
普通死ぬって…
ログス「突っ込みは求めるな。」
ですよね~。
クリク「きゅー!」
ユリト「うわ!
どうした?くー。」
クリクは可愛いため女子全般に可愛がられている。
クリクは甘えん坊で、いつも器用に俺の頭にしがみついている。
後ろから見りゃ変わった形の帽子に見えるらしい。
クリク「きゅきゅ~。」
ソティー「お腹空いたんじゃない?」
クリクから見りゃ俺が親だからな。
ユリト「はいはい。」
懐から生肉乗せた皿を取り出し、クリクの前に置く。
クリクは一食一キロの肉を平らげる。
それが1日8食。
三時間ごとだぜ?
クリク「はぐはぐ…」
見てて癒やされるけど、はっきし言って夜中とかしんどい。
でも可愛いんだなぁ~これが。
俺は肉を一生懸命食べているクリクの頭を撫でる。
ログス「親バカか?」
ユリト「失礼な。」
クリク「きゅー…」
空腹の次は必ず睡眠だ。
ユリト「よいしょ。」
俺はクリクを抱き上げてやる。
そうすると…
クリク「すーぴー」
すぐ寝る。
ウェル「間違いじゃないだろ?」
ユリト「かもね。」
うん。
自分で言うのもなんだけど親バカかも…
「はぁ…
可愛いですぅ。」
なんだか周りの視線もかなり熱くなってんな。
いい意味でも悪い意味でも…![image=428594439.jpg](https://img.estar.jp/public/user_upload/428594439.jpg?width=800&format=jpg)
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