長期休暇ですよ~!

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ユリト…side ソティーとウェルが何か企んでいるが、他の面子で騒いでたから聞こえなかった。 「あの… 授業中なんだけど…」 やべ… 先生悲しそうだよ。 ユリト「すんませーん。 この話は放課後な?」 ログス「いいよ。」 ルミク「どうせならユリトのお屋敷に行きましょう。」 うーん。 今日は何もなかった筈だから大丈夫だな。 ユリト「いーよー。」 魔武術試験の優勝商品は、一年間有効の学食券か… いらねぇー。 でもやるからには一位になりたい。 オグレ「んじゃ俺にくれよ。 食ってみたいんだよ学食。」 ユリト「一度なら奢るよ。 しかも他人に譲渡出来ねぇだろ。たぶん。」 オグレ「それもそうか。」 アホやなぁ~。 ログスやルミク、リムはずっと話していたから、黒板の写しに必死だ。 オグレは俺とずっと話している。 リムに後で見せて貰うからいいとか言っていたが、リムは見せるつもりは無いらしい。 一度懲りた方がいいでしょうだってさ。 俺は大丈夫かって? 俺は教科書を丸暗記してあるし、書店で売っている兵法書や魔論理学書、ナバルツ地理書も暗記してあるから問題は無い。 暗記するのだけは得意なんだ。 リーン リーン リーン 授業終了の鐘が鳴り、みんな帰り支度をする。 後は担任のジョル先生の話しを聞いて終わりだ。 ユリト「そういえば筆記試験っていつ?」 リム「魔武術試験のすぐ後ですね。」 オグレ「えっ! マジか!」 だからみんな必死に授業受けてんのか。 ちなみに俺は向こうのテストは全教科60点あたりだ。 何故なら成績が良すぎると面倒くさいから。 だってさ。 優等生のレッテル貼られたら遊びずらくね? リム「今回は自分で勉強してくださいね。」 オグレ「えっ? 冗談?本気?」 ログス「見守ってやるよ。」 ルミク「頑張ってね。」 どうしようって顔してる。 あはは! オグレ「それでも友達かぁ~!」 友達だからこそじゃない? オグレ「ユリ」 ユリト「自業自得。」 オグレ「ソ」 ソティー「嫌です。」 オグレ「…」 ウェル「頑張りな。」 オグレよ。 全てお前の為だ! ユリト「帰ろー。」 ログス「うん。 海いくって言っても、長い間は遊べないぞ?」 ルミク「何かしら課題は出される筈ですからね。」 帰り道そんな事を話していたが、流石にオグレとリムは一回帰らないといけないから帰った。 ソティーとウェルは買う物があると言う事だ。 やれやれ… 一体何を企んでいるのやら…
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