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オグレ…side
疲れたぁ~。
ちくしょー。
ユリトの奴補習サボりやがって…
何が満点間違い無しだ。
…
実際取りそうで怖い…
それはともかく海行ったら、俺はなにしてようかな。
うーん…
リムとイチャイチャしてるか♪
戸籍上はもう夫婦だし~♪
問題ないよねぇ~♪
泳ぐにしても俺カナズチ何だよな。
いや!
泳げるんだけどね!
去年辺りいつもの4人で川に泳ぎに行ったんだけどさ。
俺重くて沈むんだよね。
うん。
人間ってだまってれば浮いて来るらしいんだけど、俺の場合は沈むんだよ。うん。
そんなこんなでユリトの屋敷に到着。
相変わらずデカい門だがいつも開かれている。
理由はこれ。
「名を申せ。」
オグレ「オグレ・ヴェレン。」
ジェーヴォルフのゴーレムらしいんだけど…
「通れ。」
本物と瓜二つだろ。
相手の姿を記録する魔術があるのだが、それで俺は見た。
もっとももうジェーヴォルフは絶滅したから、本物を拝む事は無いだろう。
そうして5階にあるいつもの場所に行くと…
オグレ「ログスどうしたの?」
ログスが会議室の前の窓から遠くを眺めていた。
ログス「オグレ…
寂しかったよー!」
うえっ!?
オグレ「どうした!
何があったんだ!」
ログスがこんなになるとは、よほどの事らしい。
ログス「今中で女性方が胸の大きさを言い争ってる…」
はっ?
何それ?
ログス「だから」
オグレ「いや分かったよ。」
何があったのやら…
とにかく入るか。
ガチャ
オグレ「失礼しました!」
バタン
ありゃないよ…
カチャ
出てきたのは勿論の事リム。
リム「まず部屋に入る時はノックしましょうね。」
オグレ「ハイ。」
リムは独占欲が強いせいか、自分以外の女性を俺が見る事に嫌悪感を抱くようだ。
まぁ俺もリム以外は考えられないからいいんだが…
でも…
それでも…
俺はリムに引きずられながらも、思わずにはいられない。
オグレ「あれは不可抗力だぁ~!」
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