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ユリト…side
ジョル「…
どっちが勝ちました?」
ラングレの土柱のせいで見えてなかったのか。
ユリト「俺勝ったよ。」
ジョル「分かりました。
勝者ユリト・アツカマ。」
ラングレは救護委員の連中に担架に乗せられ運ばれる。
かっこわりーな。
ソティー「お疲れ様。」
ユリト「おう。」
ソティーも順調に勝ち進んでるみたいだな。
ルミク「ちょっとてこずってた?」
ユリト「ちょっとね。」
ルミクも晴れ晴れした顔をみる限り、負けた訳では無さそうだ。
まだ終わって無いのが俺とウェル、ログスにリムだ。
長いなぁ。
オグレ?
沈んでるからほっとく。
オグレの事に関してはリムが一番でしょ。
リム「おぐれぇ~。
くすっ。」
あちゃー…
俺はオグレの慰めはリムに任せるつもりだったが、これは無理そうだ。
実際ルミクも面倒くさそうな顔をしているから、この2人の状態はそーとー面倒くさいんだろう。
ソティー「大丈夫だよ。
リム。オグレ。
次があるよ。」
そうとも知らずソティーは慰めに入る。
任せたソティー。
俺は無理。
ルミクはあっと小さく声をげたが、すぐに背を向ける。
…何で?
リム&オグレ「ソティ~(さ~ん)。」
ソティー「ひぁ~。」
あぁ~。
なるほどね。
2人はぶわぁと泣き出し、ソティーにしがみつく。
リムは大丈夫だろうけどオグレはねぇ…
見方によっては変態になる。
ソティー「ちょっ!
オグレ!」
ソティーは顔を真っ赤にして引き離そうとしている。
オグレをね。
!
ごめんソティー。
俺はいつの間にか頭に乗せられているクリクに気が付き、試合場を見るとウェルが有り得ない速度で相手に迫り、ちょうど仕留めた所だった。
ソティー「ひどい!」
リム「悔しいよ~!」
オグレ「ルミクと違う班が良かった~!」
本当にごめん。
そいつら面倒くさい!
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