長期休暇ですよ~!

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ユリト「ありゃりゃ。」 翌日決勝トーナメントをみると… ルミク「初戦からユリト…」 ログス「頑張れ。」 オグレ「うはははは! ざまぁみろ!」 オグレが高らかに笑いながらルミクを指差す。 オグレがぶっ壊れた… 相当根に持ってるんだな。 ルミク「精一杯ぶつからせてもらうね。」 ルミクはやる気満々だね。 ユリト「全力でかかって来いよ。」 ルミクはどの位強いのかなぁ。 楽しみだなぁ。 決勝という事もあって残りの試合はひとつの試合場で行うらしい。 注目の的だな。 だが俺の先にソティーが試合を行う。 ソティー「出番みたいだから行くね。」 ユリト「おう。頑張れよ。」 俺は頭を撫で常に全体を冷静に観察しろと、アドバイスをやってから試合場に送り出した。 ログス「ソティーさんは次の対戦相手だからな。 しっかり戦い方を見て置かないとね。」 頑張れ~。 ソティーの魔術は死角が無いようであるからな。 そこをつけばログスでも勝てる。 まあソティーもその死角を知ってるから、どんな対処をして来るか分からんけど。 おっ。始まった。 ソティー「ワガレグウィドゥ!」 ソティーは始まってすぐ魔武器を展開しながら、追尾型の上級風魔術を放つ。 「ウォツアクア!」 ソティーの魔術と相手生徒の間に現れる水の壁。 だけど風魔術には無効なんだが… 水の防御魔術は炎、水、雷魔術は完全に防ぐがそれ以外は無効なのだ。 組み合わせ的には最悪。 ソティーの風魔術は水の壁を貫き相手に迫る。 なるほどな。 相手生徒は水を風に混ぜる事で視認出来るようにしたのだ。 そして避けながら魔武器を展開する。 杖型か… 種類的にはかなり少ないやつだな。 「アデアクア!」 水の壁から水竜が首を伸ばし、ソティーに襲いかかる。 杖型の特徴は魔武器を通して魔術を使うと、使用魔力はそのままで威力が二倍になる。 杖型は完全に魔術戦闘特化の魔武器なのだ。 さてソティーはどうするのかな? ソティー「ラーフオゾヴォルト!」 また大量の魔力を込めたな。 巨大な雷は水竜と衝突し、そのまま水竜の体を通して水の壁に到達する。 「うわぁぁあぁああ!」 ソティーの雷は一瞬で水に帯電し、水の壁から何本も放電された雷が相手生徒に当たる。 よく思いついたな。
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