16401人が本棚に入れています
本棚に追加
ソティー…side
向かった場所は大通りの貴族区域近くにある、王宮に菓子を献上する程の高級菓子店でした。
私はもちろんみんなおどおどしています。
ユリト「何してんの?
早く座りなよ。」
ユリトはそう言い少し大きめのテーブルにすわりました。
ソティー「う、うん…」
ウェル「ここは菓子店か?」
内装がユリトの屋敷と、差して変わらないんですから疑うのも当然ですよね。
かく言う私も疑ってます。
みんなキョロキョロとしながら座ります。
ログス「なぁユリト…
俺ら場違いじゃない?」
周りは貴族服。
私たちは学生服。
私も思ってました…
ユリト「別にいいんじゃない?」
ルミク「いいんじゃないって…」
「ご注文を承りに参りました。」
そんな事を話していたら、店員さんが来てしまいました。
ユリト「そうだなぁ~。
どれにしようかな。」
クリク「きゅ~。」
ユリトはじっくりメニューを眺めています。
クリクも興味津々です。
私たちも眺めますが…
ルミク「ソティーたちっていつもここで食べてるの?」
隣のルミクが私の耳元に話し掛けてきます。
ソティー「全然。」
私もこんな所初めて来ました。
アリク「高い…」
リム「流石は高級菓子店です…」
そんな事をひそひそと私たちは話します。
ユリト「決まった?」
ソティー「まだ。」
もうユリトたちは決めて後は、私たちが注目するのを待つだけみたいです。
ウェルとログスはもう決めたみたいです。
いつの間に…
ユリト「今日は俺のおごりだからね。」
ルミク「じゃあ遠慮なく。」
切り替え早いですね。
私も甘えちゃおうかな?
最初のコメントを投稿しよう!