長期休暇ですよ~!

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その後互いに笑い合いながら帰り、頭に3つのたんこぶを作ったオグレとリム、アリクちゃんと別れました。 明日はついに筆記試験ですね。 ユリトの協力もあり、なんとかオグレは赤点はなさそうです。 その翌日から休みに入りますから、すぐにリャーベル領に任務ですよ? それが終われば… うふふ♪ 海が楽しみです♪ 既に計画済みですからね。 レイアンさんは休み中どうするんでしょう? そこが気がかりですね。 ログス「んじゃ、ソティーさんにウェルじゃあな。」 ルミク「さようなら。」 楽しくお喋りをしていると、もう屋敷前に来てしまいました。 ソティー「また明日ね~」 手を振る双子に私も手を振り返します。 ウェル「じゃあな。」 楽しい時間は過ぎるのが早いですね。 ソティー「どうだった?」 私は屋敷入り口のジェーヴォルフに話し掛けます。 「ウェル様の母君が来られました。」 ウェル「母が?」 珍しいですね。 絶縁して来るどころか、手紙さえ送られて来なかったのに。 「伝言を預かっております。 あなたが居るべき場所はここではない。 早く帰って来なさい。 以上です。」 なにそれ? 突然すぎます! ウェル「ふん。 いいさ。放っておけば。」 ソティー「でも、いいの?」 お母さんですよ? たまに会いたいとは思わないんでしょうか? ウェル「私は『彼女』の操り人形に過ぎなかった。 だが私は人間なんだ。 この意志は貫き通す。」 ウェルはつかつかと敷地に入って行きます。 ソティー「それだけ?」 「はい。」 ソティー「ご苦労様。」 私はそう言って頭を撫でます。 その間にジェーヴォルフは、身じろぎ1つしませんでした。 ゴーレムですから意味はないんですが… ソティー「ウェル待ってよ~!」 私はもうだいぶ離れてしまったウェルを追いかけます。 ウェルは完全に縁を切ったみたいですが、私としては仲直りして欲しいです。
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