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ソティー「ユリト…
もしかして…」
俺は頭の上にいるクリクを下ろしてじっとみる。
クリク「きゅ…り…きゅ…」
首を傾げながら口を動かすクリク。
その姿が可愛いのなんのって…
クリク「ゆ…り…きゅ」
喋った?
ユリト「ゆーりーと。」
クリク「ゆ…り…きゅ…」
ユリト「ゆーりーと。」
クリク「ゆ…り…きゅ…
ゆ…り…
と」
ユリト「やった~!
そうだ!すごぞ!クリク!」
喋ったんだよ!?
嬉しくない奴がどこにいる!
嬉しくない奴前に出ろ!
木っ端微塵にしたる!
俺はクリクを抱き上げ道のど真ん中で騒ぎ立てる。
ソティー「ユリト!
流石に恥ずかしいって!」
ウェル「ユリトに羞恥を求めるのは無駄らしいな。」
アリク「かわいい…」
ログス「親バカ…」
ルミク「竜ってあんなに成長早いのかな?」
リム「さぁ?」
オグレ「アイス落とした…」
いやはや成長早いなぁ!
俺はチョー嬉しいよ!
クリク「ゆり…と。
ゆりと。」
ユリト「そうだ!そうだ!」
俺はギュッとクリクを抱きしめる。
クリク「ゆりと。
くる…し…い…」
もう他の単語覚えたのか!
いや…
知ってたの方が正しいな。
竜は知識を直ぐに吸収するが、声帯器官が発達してなかったから喋れない。
ってとこかな?
ソティー「クリクが苦しそうだよ!」
ユリト「おっと。
かわいいからつい…」
ぷはぁーと息を吐くクリク。
かわぇえぇぇえ~…
なに?
キャラ崩壊?
知るか!
ルミク「クリクばっか…」
嫉妬ッスか?
まじで?
あぁ~伝染しちゃったよ。
じっと俺を見つめるソティーとウェル、ルミク。
この状況を切り抜けるにはどうすれば!
ユリト「明日早いからね。」
任務の事に持って行くのが一番だよね。
ソティー「は~い。」
ウェル「逃げた。」
ルミク「依怙贔屓。」
ソティーは方頬を膨らませ、ウェルは落ち込み、ルミクにいたっては完全な嫉妬だ。
あれでえこひいきって読むんだってさ。
四字熟語って無駄に多くない?
ほとんど使わんし…
話ずれ過ぎた。
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