長期休暇ですよ~!

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ユリト…side ソティー「いやぁ~!!」 うーん… ここまで苦手なのか。 今? ソティーがアンティスクに追いかけられてる。 俺は天魔術で余計なアンティスクを処理した後、天結界で周りを囲んで更に集まるのを防いだ。 因みに俺は天結界の上に寝そべり、ソティーの様子を窺っている。 ユリト「ソティー! 逃げてばかりじゃあ何も始まらないぞー!」 ソティー「ユリトのバカ!死ね!」 えっ? ソティーってこんなキャラだったっけ? いや… それだけ怖いんだな… それにしてもいくらこの森に、冥界の入り口があると言ってもなんでこんなに魂が溢れてるんだ? あっ。 ちなみに冥界の入り口は日によって変わっていて、世界中に全部で4つある。 午前3時に冥界の門が開き、翌日の午前2時に冥界の門が閉じる。 丑三つ時に死霊が溢れているのもそのせいだ。 ユリト「ソティー! その辺散歩してくるー!」 ソティー「えっ!? 待って!!待って!!行かないで!!」 ごめん… いくらソティーでも課題は手伝えない… それにソティーならあんな奴イチコロだ。 俺は翼を生やし、空から森全体を眺める事にした。 ユリト「うーん… 門はあっちか。」 ソティーを眺めていたから、空が曇ってるのを気付かんかった。 もし雨が降っても、ソティーは結界の中だから濡れる事は ユリト「くっ!」 あっぶねぇ! 突然飛んできた黒い球体。 「ギギ…ギ…」 アンティスクってこんなに強かったっけ? 目の前にいるアンティスクは、禍々しい魔力を放ち敵意剥き出しだ。 ただの人間には厳しいかましれないが… ユリト「俺はただの人間じゃない。」 びっと前に突き出した人差し指から、輝かしい光の一閃が放たれ、目の前のアンティスクを貫く。 「ッ――」 光の一閃で貫かれたアンティスクは、跡形も無く消滅する。 うーん。 任務外だけど解決しない訳に行かなそうだ。 俺は2対の翼をはためかせ、冥界門へ向かう。 にしても俺の課題どーしよ…
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