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ソティー「でもいつ行くの?」
ユリト「これ終わったらすぐ行くよ?」
多分シニルに乗せて貰うんだろうな。
使い魔が中型、大型の飛行系だと移動が楽だな。
シニル「ユリト様。
ちゃんと制御出来るようになって下さいね?」
ソティー「あっお久しぶり。」
本当に久しぶりだな。
かなり長い間、出て来なかったんじゃないか?
ウェル「制御って何を?」
ユリト「あーいい天気だなぁ~。」
ユリトはごろんと寝転がる。
おい。
質問の答えになってないぞ。
ソティー「シニル。
制御って何のこと?」
ソティーはユリト本人から聞き出すのは、不可能と判断したのかシニルに聞く。
シニル「ユリト様の本来の体は竜なんです。
ただそれが前回の一件で解放されたんです。」
前回の一件…
グロークか…
つか話して良かったのか?
ユリト「シニル話さないでよ…」
シニル「ふふっ。
隠し事はいけませんよ?」
ユリトはそりゃそうだけどと、呟きながら立ち上がる。
ユリトの本来の体は竜なのか…
あれ?
じゃあ…
ウェル「ユリトは人間と交われないのか?」
ユリト「えっ?なんて?」
ユリトは裏声になって、こちらを振り向く。
ソティー「私も気になる。」
ユリト「…」
私とソティーに見つめられたユリトは固まり、ポカンと口を開けている。
シニル「大丈夫ですよ。
確かに本来の体は竜ですが、生殖能力は両方の体に備わってますから。」
ユリト「なんで分かる?」
そうか。なら安心だな。
ウェル「ユリト。そろそろ昼食だぞ?」
ソティー「お腹すいてきたね。」
私とソティーは立ち上がる。
ユリト「んあ?ああ。そうだな?」
ふふっ♪
ユリトは話が変わり過ぎて混乱している。
シニル「ユリト様。
少しいいですか?」
ユリト「ん?いいよ。」
シニルは下りようとしたユリトを引き止める。
何か話しがあるんだろうな。
ソティー「私たちは先に食べてるよ?」
ユリト「いいぞ。」
昼食はデンさんの配慮で頂いた弁当を食べる。
おいしかったが、ユリトの料理に比べると少し劣る。
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