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満身創痍のアルデビステリアが土下座の状態で説明する。
アルデ「何かが原因で、君が暮らしてた世界から、この世界[ロウドビル]に転移しちゃったわけ。
しかもどういう訳か、有里斗クンは私と同じ力を手に入れちゃったみたいね。
…下手すると私よりも強いかも。」
最後の方は聞こえなかったが、つまりはアルデが原因ではないと言うことだ。
しかもさっきから[ロウドビル]から一方的に、この世界の事が頭に叩き込まれてる。
頭割れそう…
ユリト「まあいいや。
生まれ変わったと開き直って第二の人生歩みますか。」
そう俺は言ってぐっと背伸びをして、空を仰ぐ。
アルデ「軽いね。」
ユリト「軽いな。」
つかこれでいいの?
いや確かに俺がいなくなって悲しむ人はいないけどさぁー!
むしろ喜ぶ人が大半だろ。
アルデ「なんか大丈夫そうだし帰るね。
なんか分かったら教えるよ。」
ユリト「おう。じゃあな。」
すうっと霞んでいくアルデの体と気配。
もう友達感覚だな。
神相手に…
さっき知ったが一応アルデビステリアは、全ての元素神。
つまりは最高位神らしい…
あれで?
そういう疑問は頭の片隅にでも置いといて…
ユリト「早速使って見ますか…
神の力とやらを。」
そうして俺は後ろの凶悪な気配に意識を逸らす。
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