海だ~!!海水浴だ~!!特訓だ~!!

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ユリト…side やれやれ… 久々に真面目に怒られたぜぃ… まぁ自業自得だけど! ユリト「それでお前らなんでいんだ?」 シャワーから出ると寝室でソティーとジェシーがじゃれあっていた。 ジェシーは無駄に懐いてくるし、敬語が疲れたのとジェシーも止めろとうるさいからやめた。 ソティー「1人はやだ。」 ジェシー「ユリト様と寝たいです!」 確かシャワーに入る前は普通のベッドだったはずだが… いつの間にかキングサイズにすり変わってる… 俺どんだけ集中して考え事してたんだよ。 ソティー「ユリトー。早くねよー。」 ジェシー「ユリト様!ユリト様の武勇伝聞かせて下さい!」 普通武勇伝なんか血なまぐさい物ばっかりだから、寝る前とか話さなくね? しかも声でかいよ。 ユリト「はいはい。」 俺は仕方なく2人に促されるままにベッドに寝っ転がる。 そして… ユリト「good night。」 俺は2人に睡眠魔術をかける。 あんだけ興奮してんだから、簡単に寝てくれるわけがない。 ソティー「ふぇ?すー。」 ジェシー「んあぅ?くぴー。」 俺に抱き付いた時には既に2人は夢の中。 やれやれ… そーいやーこの後海行く事になってんだよなぁ。 待てよ…? 人数増えてねぇーか? 俺だろ?ソティー、ウェル、レイアン、アリンちゃん、ログスにアクリちゃん、ルミク、オグレにリム。 そこに急遽ジェシー? まぁアクリちゃんもだけど… 10人か… まずシニルとミアだけじゃむりだ。 シニルは運べる限界が3人。 ミアは4人くらいか? 俺は自分で飛んでくつもりで、乗る必要は無かったから大丈夫かと思っていたが… どうしよう… 俺は完全に竜化するとまだ力を制御しきれない。 俺が暴走したら止められる奴がいないからな… ユリト「練習するか…」 俺は1人呟くとソティーとジェシーの拘束をするりと抜け出す。 俺は上着を脱ぎ、ベランダから飛び立つ。 街は明かりが煌々と灯り美しい。 俺は空を飛びながら、徐々に全身を竜化させていく。 ユリト「シニル。」 帝都からだいぶ離れた所でシニルを呼ぶ。 既に俺の体は、黒い艶やかな鱗に覆われている。 シニル「はい。」 竜の姿のシニルが俺の横を平行して飛ぶ。 ユリト「暴走したら頼むよ。」 シニル「はい。」 メキメキミシミシ! 全身が悲鳴を上げながら肥大化していく。 ユリト「ぐっ!ギッ!ガアァ!」 シニル「ユリト様!」
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