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北に飛ぶ事3時間。
遠くに海が見えてきた。
あっ。
言うの忘れたが、ロウドビルは大陸が南半球に集中している。
つまり俺の世界の日本では今は冬真っ盛りだ。
ナバルツは南半球にある国だから、北に行けば暖かくなるのだ。
ログス「海だ~!」
どこからともなく取り出した釣り竿を振り回すログス。
アリク「綺麗…」
ルミク「スッゴく青い…」
深いところは真っ青で、浅いところは地面が見えるのだ!
かなり透明度が高い事が分かる。
オグレ「すっげー!水溜まりだ!」
リム「水溜まりじゃないですよ?」
なんだこいつら…
海が見え始めて急に元気になったぞ?
つか暑い!
俺、黒だよ!?分かる!?
暑い!
クリク「たいようがじりじりしてあついよー。」
だよねー。
ユリト「さーてどこにしようかな。」
出来れば無人島がいいよな。
海原の上に出ると、砂浜だけの島が点在している。
砂浜だけだと満潮時に沈む可能性があるから、木とか生えてる島がいい。
あそこいいんじゃね?
それなりに大きいし、丘があって草も生えている。
岩場もあれば砂浜もある。
大陸からもだいぶ離れているから見られる心配も無い。
俺は徐々に高度を下げてスピードも緩めて行く。
さーて遊ぶぜー!
ズーン!
着地成功!
ミアとシニルも着地してそれぞれ背中から降りる。
メキメキ!
とりあえず竜人化して…
ユリト「うりゃ。」
みんなの荷物を出して、俺は海パンはいて、竜人化を解いて…
ユリト「いやっほー!」
海に直行!
ユリト「あっそべー!」
ログス「ヤッホー!」
クリク「うわーい!」
久々の海だ~。
ザボーン!
うぇ!?
ユリト「しょっぱ!」
いや海がしょっぱいのは知ってるけど、ここまでしょっぱかったっけか?
とりあえず海水を100g汲み上げて、空中に浮かせる。
風魔術の応用だよ。
そして、炎で水を蒸発させる。
俺は創造魔術で計量器を作り出すと、出てきた塩をのせる。
ユリト「うーむ。」
はたからみりゃ変人だ。
だってこれを海の中でやってるんだぜ?
ユリト「5.7gか…」
%に直すと5.7%だ。
俺の世界の海水塩分濃度は大体3.5%だからな。
やっぱりしょっぱい。
まぁいいや。
ソティー「ユリトー!」
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