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アルデ「あ。そこは大丈夫。
新しく作った世界にこの世界の生命は移住して貰うから。」
なら安心か?
そーいやー…
ユリト「お前にロウドなんて言う部下いたんだな。」
アルデ「まぁねぇー。
まあ取り敢えず新しい世界を作ってる最中だから出来たら合図をするよ。」
アルデはそう満足そうに言うと立ち上がる。
ユリト「まだ聞きたい事あんだけど。」
アルデ「答えられる範囲なら。
(分からなくてまた理不尽な暴力は受けたく無いからね♪)」
ユリト「まずこの世界が作った『悪』ってなんだ?」
世界は神ではないから、新しい生命とかは作れないよな?
アルデ「世界側に味方してるユリト君みたいな人達の事。
最上位神の私を殺そうとするんだから悪でしょ?」
アルデはそう言いながら自分の事を指差す。
なるほどね。
ユリト「んじゃあ次。
他の世界の魔力を補う為にこの世界の自然魔力を回収する。
あれは嘘か?」
アルデ「うん。」
おい!
あっさり認めんなよ!
アルデ「実際は新しい世界を作る糧とこの世界の力を弱めるため。
だから今日はこうやって出てこれたんだ。」
ほー。アルデにしては考えている方なんだな。
ん?
じゃあ一気に自然魔力を回収して一気に新しい世界も作りゃいいんじゃね?
アルデ「あー。それだとね。
質が悪くなっちゃうんだよ。
時間をかけないとね。」
なるほどね。
確かに創造魔術は時間をかけた方が良質だな。
ユリト「ふーん。んじゃあ俺は戻るか。」
聞きたい事も全部聞いたしね。
メキメキ…
俺は喋りながら立ち上がると黒い翼を広げる。
アルデ「バイバーイ。」
すうっと静かに消えていくアルデの気配。
ユリト「おう。」
俺は翼をはためかせて皆が居る無人島へ向かう。
ユリト「あらら。」
戻ったらレイヤンが恥ずかしさのあまり気絶していた。
我ながらとんでもない事したな…
待てよ?
話がソティー辺りに広まったら…
なにやらかしてんだよ俺!
俺はがっくりと膝と手をつく。
上にどよ~んって文字とか線で効果が入ってないかなぁ~。
我ながら考える事がアホ。
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