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ユリト「んじゃ始めるかぁ。
朝言ったように次は体力作りをしてもらう。
でもただ運動するだけじゃつまらないから遊びを混ぜまーす。」
俺は空中に着色した魔力球を漂わせる。
そして島全体に飛ばす。
ユリト「島中にある魔力球を魔武器で潰し回って貰う。
色は紫赤黄緑青白黒。
紫は1点。赤は2点。黄は4点。緑は8点。青は16点。白は32点。黒は64点。
魔力球は近付くと、逃げるように設定してあるから。
ちなみに黒は1つだけ。白は2つしか無いから頑張って探してね。
制限時間は一時間!
4日間の合計で最上位者には景品があるよ!
始まり~!」
ソティー「ちょっ!急過ぎ!」
ウェル「よし!」
ちょっと待て。
お前は加重具外すな。
レイヤン「ソティー出遅れるよ?」
そう言いながらさっさと魔力球を探しに走るレイヤン。
アクリ「ログス頑張って!」
ログス「おう!」
アクリちゃんの声援を受けたログスはガッツポーズをする。
ルミク「ユリトの景品は私が貰うもん!」
ログスにはあげないと双子対決をするルミク。
敵はみんなだからね?
オグレ「おっしゃー!」
リム「なんかありそう…」
張り切るオグレと不安げなリム。
リム。何もないなんてあるわけ無いじゃないか。
そして俺は、背を向けたみんなに向かって…
ユリト「スロウ。」
よくファンタジーゲームで出てくる魔術だが、此方の世界には素早さを下げる魔術は無い。
だからメイドイン俺だぜ!
体にかかる重力を人だけを対象として発生させる。
重魔術の対象はあくまでも位置なのだ。
ソティー「えっ?なにこれ?」
ウェル「きゃあ!」
レイヤン「これは?」
ログス「体が重い…」
ルミク「動きにくい…」
オグレ「のわぁ!」
リム「うぅ…
やっぱり…」
それぞれ悪態を付きながらも散っていく。
若干二名転けたままだけどね。
ちなみにウェルは加重具を外したから、体にかかる重力を4倍にしてやった。
普段から加重具を2倍に設定してるからなぁ。
もう人間の領域を逸脱してる。
他は1.5倍だ。
あっ。
オグレとリムは2倍だった。
ちなみにオグレはただ単に転けただけ。
だって魔術かける前にはこけかけてたもん。
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