海だ~!!海水浴だ~!!特訓だ~!!

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ミア「なぁ。私は絶対に景品もらえないよな?」 そうですね。 何故ミアを訓練から外したからと言うと、ミアが本気を出したらこんな島跡形もなく吹き飛ぶからだ。 ミア「不公平。」 俺がそうですねって顔してたからミアは不満そうに呟く。 まじか… うーん… そーだなー。 ミアには毎日世話になってるし、特別にプレゼントしてもいいかな? 俺は創造魔術でひとつのネックレスを作る。 最近、理魔術を使う時は、自然魔術を消費しないようにしている。 その代わり魔力が三倍ぐらい使ってるから、かなり精神的に来てます… ユリト「ふぅ… ほら。」 俺は出来上がった金のネックレスをミアの首に通す。 ミア「綺麗… ありがとう。私の我が儘聞いてくれて。」 ユリト「毎日世話になってるしね。」 俺はベンチに横になる。 俺も特訓しないと駄目かな? 主にメンタル面で… ミア「大丈夫か?」 ユリト「あぁ。 ん?ありがとう。」 頭上げろと俺に言い、ミアは膝枕をしてくれた。 その間、ミアが俺の頭を撫でてくれたのは言うまででもない。 アクリ「ユリト先輩。 親子みたいですよ?」 他のベンチに座ったアクリはぷぷっと笑いながら言う。 実際ミアは大人びすぎてるから、俺と親子に見られても何も文句は言えないのだ。 ん?それだと俺マザコンになんね? まぁミアは本当の母親じゃないからいいけど… 急に眠くなって来たな。 ユリト「わりぃ。 ちょっと寝るわ。 一時間たったら起こして…」 ミア「分かった。 お休みユリト。」 その声を最後に世界は溶けて暗くなった。 俺の魔力は国の1つや2つは容易いだろうが、まず俺の精神が持たない。 強くならないとなぁ… 真っ暗になった世界の中で、確かに感じる大きな暖かさをこれが母の暖かさなのかな?と夢心地で思っていた。
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