海だ~!!海水浴だ~!!特訓だ~!!

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ウェル…side うぅ… 鼻痛い… ユリトが私達に何かかけたらしく、体が急に重くなった。 その結果。飛び上がった私の体は垂直に落下した。 ウェル「ハッ。 ハッ。」 体が思うように動かない。 久々に息が荒くなる。 ヒュ! パリーン! 空中には大量の紫の魔力球が漂っている。 私はその中から赤や黄色を破壊していく。 ちなみに赤は3個。黄色は1個破壊した。 しかも始まってもう10分たっているぞ! 一回青を見つけたが、追いつけなかった… 逃げすぎだろ! いや… 私が遅かったのか… とにかく今の状態では高得点の的は狙えない。 癪だが紫も可能な限り破壊した方がいいのかもしれない。 私が息を整える為に立ち止まっていると、目の前に黒い球体が… ウェル「高得点んんん!」 すかっ。 全力を持って振るわれた戦槌はあっさりと空を切る。 ウェル「くっ!」 すかっ。 重力を利用した最速の攻撃をすっと交わすと、なんと魔力球が私の周りをくるくる回りだした。 ユリトは逃げるように設定したと言っていたはずだが? オグレ「頂き!」 ウェル「私の獲物だ!」 突然乱入したオグレは斧を黒い魔力球にふりおろす。 すかっ。 オグレ「あれ?」 どしゃ! オグレは勢いで顔から地面に突っ込んだ。 魔力球はオグレの上を浮遊している。 私の戦槌では簡単によけられる… なら最速の攻撃で… 私は戦槌を左手に持ち替え、右手の拳に力を込める。 更に少ない魔力で、右腕を局部強化する。 ウェル「ふっ!」 拳を前に突き出すと同時に、肺に入っていた空気が吐き出される。 余りの速さに自分の腕が軋むのが分かり、体もそのまま持って行かれた。
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