16400人が本棚に入れています
本棚に追加
コツン
ウェル「キャ!」
ずざー…
魔力球はまたしても避けると、私の頭を後ろから殴り、私はそのまま前に突っ込んでしまった。
そして私の上をくるくると回ります。
まるで私を馬鹿にするように…
ウェル「―っ!」
ムカつく…
そして遠くから走る音が聞こえ、私の上で空気を裂く音が響く。
ルミク「やぁ!」
ルミクだったか。
ルミク「何で!」
やはり避けられたらしい。
私はゆっくり立ち上がると落とした戦槌を拾う。
ウェル「ルミク共同戦を張ろう。」
ルミク「どっちが取っても恨みっこなしね。」
私はルミクの隣に立つ。
ウェル「そうだ。」
そうして私とルミクの共同戦が始まる。
オグレ「俺も!俺も!」
ウェル/ルミク「駄目!」
はぁ…
はぁ…
全く攻撃が当たらない!
逃げるどころか私達をバカにしている!
ルミク「うぬぬぬぅ!」
流石のルミクもイライラし始めているようだ。
私はと言うと疲労が溜まりに溜まり、体が全くついて行かない。
そうして手をこまねいていると…
シュポン…
目の前で魔力球が消滅。
ルミク「あれ?」
ウェル「まさか…ダミー?」
集合ー!
遠くから響くユリトの声。
ルミク「時間…切れ?」
待てよ?
まさか私達は一時間まるまる戦っていたのか?
最初のコメントを投稿しよう!