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ユリト「ウェル?
俺はどこにも行かない。
死んだりしないから。
俺を信じて待っていてくれよ?」
ユリトはそう言い私の頭をポンポンと軽くはたく。
私の話と噛み合わない…
ユリト「だからそう焦るな。
ログス、ルミク行こう。
シニル頼んだよ?」
ログス「えっ?
あ、あぁ。」
ルミク「うん…」
そう言い残して、ユリト達は遠ざかる。
分からない。
ユリトの言っていることが分からない。
分からないよぉ…
なんでこんなに苦しんだろう…
シニル「ウェル。
私達も始めましょう?」
シニルさんは後ろから私の両肩に手を乗せる。
ウェル「はい…
すみません…」
何故か私は泣いていた。
悲しい事なんて無いのに…
シニル「私にも分からなくはありませんが…」
私は後ろを振り向きシニルさんの顔を見る。
その顔はどこか悲しそうだった。
シニルさんは私の頭を暫くの間、優しく撫でてくれていた。
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