海だ~!!海水浴だ~!!特訓だ~!!

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ユリト「はい。始め~。」 ログス「えっ!早速かよ!」 ルミク「ラーフダッツラガラス!」 魔力竜の正面の地面から金属光沢がある槍が竜を目掛けて伸びる。 ガァン! しかし槍は貫く事無く止まる。 槍は竜を貫こうとギリギリと火花を出しながら押し続ける。 ユリト「もう良いよ。」 ルミク「ぷはぁ! はぁ… はぁ…」 なかなかの密度、制動性だな。 ユリト「次ログス。」 ログス「試験官かよ。」 ユリト「口は慎みなさい。」 調子コキました。はい。 いや。言うからやりたくなったんだもん! 俺もふざけたいんだよ!? ログスはふてくされたように、魔術陣を組み上げていく。 ログス「ラーフダッツラガラス!」 ルミク同様金属光沢を持った槍が竜を貫こうとするが、ギリギリと火花を立てる。 やっぱりこんなもんか… アクリ「ログス頑張って!」 パリーン! 愛の力恐るべしかな… 俺の魔力竜を貫きやがった… 俺もルミクも唖然とした顔をしているであろう。 まぁ。 あれが本来の力なんだろうな。 誰しも自然とストッパーがあるのだから、それを破る事で飛躍的に能力が向上する。 ことがある。 ログス「よっしゃー!」 アクリ「いぇ~い!」 ハイタッチをする2人。 実際は互角なんだろうけどな。 ルミク「私だって…」 ユリト「んじゃあ最上級魔術の正しい陣の組み方を教えるよ。」 一見上手く組まれているように見えるが、所々歪んだり魔力が均等に行き渡って居なかったりする。 ログス「出たよ… ユリトの完璧主義。」 ユリト「完璧主義じゃない。 正しく組んだ方が威力も命中率も消費魔力も大幅に改善されるんだ。 という訳でやるよ。」 ログス「へーい」 ルミク「うん。」 あっ。 そうだ。 アクリちゃんにも回復魔法系教えるか。 ついでだしね。
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