海だ~!!海水浴だ~!!特訓だ~!!

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ログス「はっ!」 まだまだ甘いなぁ。 ルミク「やっ!」 魔力が均等じゃないな。 今2人には魔術そのものは発動しないで、魔術陣のみの練習をしてもらっている。 ごく基本的な形だからそこまで難しくない。 はずなんだが… かなり2人は手こずっているみたいだな。 お前と一緒にするなって顔で見ているけどスルーします。 ユリト「アクリちゃんもなんか覚える?」 森魔術は回復系と相性がいいからな。 こればかりは兵士でも市民でも役に立つし、覚えていおいて損は全くない。 アクリ「えっ?いいんですか?」 少し嬉しそうにいうアクリちゃん。 それにアクリちゃんなら絶対に回復系を教えてっていうだろうからな。 ログス「なんかしたらユリトでも切れるからな。」 あの…目がマジになってるんですけど? ユリト「しねぇよ!」 それだけアクリちゃんのこと大好きってことかな? まぁ。守るべき人が居る事はとても良い事だよ。 アクリ「じゃあ回復系をお願いします!」 ユリト「ほいきた。 じゃあまず回復系魔術に用いられる基本的な陣を教えるね。」 そういいながら俺は、空中に1つの陣を組み上げる。 ユリト「これは魔術に傷を治癒するっていう効果をつける陣。 これがないと逆に相手を傷つけることになるから気を付けてね。」 詳しく言うと魔力はざっくばらんに言って生命力だ。 自分の生命力では、他人の傷は癒せない。 この魔術陣は自分の魔力を相手の魔力と同調させて、傷の治癒をするための生命力を外部から補わせる効果がある。 血のつながりがあると、これがなくてもある程度は治癒できるらしい。 血の半分は同じだからね。 アクリ「はい。」 アクリちゃんはそう返事をすると魔術陣を組み上げる。 おぉ。なかなかだ。 でもやっぱり出来上がるまで時間がかかるな。 筋はいいんだけどなぁ~。 そんなこんなで第一日強化訓練が終了する。
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