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ユリト「汗流しがてら泳ぐか。」
ソティー「それは勘弁…」
あはははは!
みんな疲れ切ってるなぁ!
無事なのは俺とミアぐらいだ。
ログス「初日でこれってキツくない?」
食事も思うように進まないみたいだな。
ある程度食べやすいメニューにしておいて良かったよ。
ユリト「お前らぐらいだとこれ位やんなきゃ練習にさえならないからな。」
魔物相手とは言え実戦も経験済みだしね。
オグレ「えっ?じゃあ俺達十分強いって事か!?」
反応はえぇなぁ。さっきのぐったりはどうしたんだよ。
ユリト「人並みよりはな。
ずずっ…」
俺はそうあっさり言うと最後の一口のスープを飲み干す。
ソティー「手厳しいね。」
いやいや。ソティーとウェルは学生レベルを遥かに越えてるからね?
つかウェルがずっと黙って居るのがちょっとキツいかな?
脳内会議始まりま~す。
ユリト(シニル!ウェルどうだったの!?)
シニル(ずっと落ち込んで居ました。
魔術発動も上手くいきませんでしたし…)
ユリト(だよね~。
これは機嫌取り以前の問)
ソティー「ウェルどうしたの?」
ちょちょちょちょちょっー!!
止めてソティー!
ウェルから完全に誰とも話さないオーラ出てたでしょ!?
どんだけ鈍感なの!?ねぇ!?
俺は外見は平然を装っているが、中の人は大混乱です。はい。
ウェル「何でもないよ…」
ウェルは薄く笑うと、先に寝ると言ってテントに入ってしまった。
ログス、ルミク、アクリちゃん…
そんな眼で俺を見ないで…
そしてクリクもそんな眼で見るなぁ~!
お前が一番効くんだよ!
つか、あの時寝てたんじゃなかったの!?
クリク「ユリト。
ウェルのこといじめたの?」
小さく呟くクリク。
違うよ!?断じて違うよ!?
シニル(もしかして拒絶されたと思ってるのかもしれませんね。)
頭に響くシニルの声。
あぁー。あり得る…
明日はウェルに付きっ切りになりそうだな…
寝るときウェルの顔を伺うと涙の後があったのは気のせいだったかな?
はぁ…
しょうがないよね。
明日の予定はちょっと変更だな。
ルミク「私たちも明日は自重するよ。」
レイヤン「お前が悩んでる姿なんか見たくないな。
さっさと解決しろ。」
はい。頑張ります。
そしてありがとう。
そして暫くすると、俺は精神的な疲れから眠りに落ちた。
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