海だ~!!海水浴だ~!!特訓だ~!!

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「ユリトは?」 突然後ろから聞こえる苦しそうな声。 ソティー「あれ?ウェル?」 振り返るとウェルが頭を抑えながら、こちらに歩いてきていました。 ミア「あの中で一緒に訓練してたんじゃ無かったのか?」 ウェル「いえ… 私が魔力切れで倒れてしまって… これなんですか?」 ウェルは扉の前。 つまり私たちの所まで来ると巨大な扉を見上げます。 ユリトが魔力切れまで訓練させるなんて珍しいですね。 まぁそれでも、私の想定が消えて良かったです。 ミア「となるとこの中に居るのはユリトだけだな。」 みたいですね。 他の皆は模擬戦って話でしたし。 ユリトも訓練をしているんでしょう。 それよりもウェル大丈夫でしょうか? さっきから頭を抱えてふらふらしてますが… ソティー「ウェル。 もう少し休んでたら?」 ウェル「あぁ… そうさせて貰うよ。」 ウェルはふらふらとした足取りで簡易野営に向かいます。 危なげですね。 バタッ ソティー「…」 ミア「…」 ウェル「… すー…」 ミア「運ぶか…」 ソティー「うん…」 長い長い沈黙の後、ようやくミアが口を開きます。 ウェルは相当無理していたんでしょうね。 気持ちよさそうに寝ています。 私たちは倒れて眠り込んだウェルを運びました。 ミア「泳ぐか…」 ソティー「今から?」 まぁ今日はあまり疲れていないので大丈夫ですけど。 着替えるぞとミアは笑いながら、荷物の中から水着を取り出します。 ソティー「私も泳ごうかな?」 最初っきりでしたしね。 ミア「先行ってるぞ?」 ソティー「あっ。待って。」 着替えるの早いですよ! 私は急いで服を脱ぎます。 ユリト「ウェル大丈夫かぁ?」 ん? ユリト「ん?」 ミア「あっ。」 ソティー「あ…ぅ…う…」 ソティー「いやぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁあぁぁぁあぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ「ごめんなさい!」ぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
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