海だ~!!海水浴だ~!!特訓だ~!!

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ユリト「皆頑張り過ぎじゃない?」 皆が集まると、ユリトは苦笑いしながら私達にそう告げる。 ソティー「ユリトからの贈り物ほしいもん。」 私も同感。 レイヤンさんも勿論同じ考えなので頷く。 あっ。そうそう。 ユリトは賞品を決めて無かったらしく、結局は許容度を超えない程度の欲しい物になった。 いったいどこまでが許容範囲内なんだろう… ユリトが大きすぎて測れない… ログス「勝つって約束したからな。」 ログスは恥ずかしそうにアクリちゃんを横目でみる。 それを恥ずかしそうに受け止めるアクリちゃん。 むー… 仲がいいのは私にとっても嬉しいけど、それ以上に悔しい。 何だか先越されたみたいで… オグレ「俺はどうしようかなぁ。」 リム「まだ決めてなかったの? 私はもう決めましたよ?」 仲良くおててを繋ぎ、肩をくっつけて話す2人。 相変わらずのいちゃつきを見せてくれるね。 ユリト「あー。もういいか?」 ルミク「ごめん。続けて。」 すっかり空気になってしまったユリトは、ちょっと悲しそうだね。 ユリト「ソティー61点。 ウェル175点。 レイヤン78点。 ログス52点。 ルミク50点。 オグレ44点。 リム46点。」 ん? 1人だけ桁が違うような…みな呆気にとられ情けなくも、口をパカッと開けている。 私もなんだけど… ソティー「100…」 レイヤン「70…」 ルミク「5点…」 私達3人はやっと声を絞り出し、点数を復唱する。 100? この時点で可笑しい。 ユリト「いやー。白を取られるとは思わなかったよ。 挙げ句、黒も取られちゃうし。」 皆完全に思考が停止してしまって、真っ白の状態だ。 ログス「桁の読み間違いであってくれ…」 リム「流石に… 無いと思います…」 オグレ「意外にユリト… ズレてるから… 読み間違いであって欲しい…」 最後は完全に願望だよね。 叶わぬ願望… クリク「ウェルさっきからいないよ?」 ユリトの後ろからぴょこっと顔を出すクリク。 そう言えば… 私達はみんなで辺りを見渡し、ウェルを探し始める。 あんまり喋らないし、いつも気配消してるから… ルミク「いない…ね。」
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