海だ~!!海水浴だ~!!特訓だ~!!

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ソティー「ユリト。 何か今日殺気強くない? なにこれ…」 扉を開け、とことこ歩いてきたソティーはぴたりと立ち止まる。 ユリト「うん?いつも少しずつ上げてたよ?」 出て来たソティーはさっそくユリトに疑問を言ったが、そしてぽっかりと陥没した地面を見て思考が止まったようだ。 ちなみにクリクは今は小さくなっていて、なんでもみんなを驚かしたいらしい。 ユリト「あ~。それね。 重力魔術練習してたら失敗したの。」 ソティーは青い顔をしながら気を付けてねとだけいう。 ユリトの魔術は下級でも危険魔獣を消し炭に出来るからな。 クリク「ねぇユリト。あくうかんのなかはだめなの?」 ユリト「体力訓練始まってから。」 他が早く終わらないかなと話しながら、2人はウキウキしている。 ソティー「もう本物の親子だよね。」 ミア「そうだな… 私も子供が欲しいよ。」 ソティーはばっと赤い顔で私を見つめる。 なにか悪い事でもいったか? ソティー「ミアって… 竜の時には… その… 居なかったの?」 居なかった…って子供の事かな? ミア「竜の時の私は子を産めない体だったからな。 ずっと他の親子を見ていて、あれほど悔しかった事はない。」 私は過去の自分を思い出すように目を閉じて空を仰ぐ。 しかしこの体は子を宿すことができるだろう。 親子と言う関係への思いは強まるばかりで、叶うのは当分先だろうがな。 ソティー「ごめん…」 ん?落ち込ませたようだな。 ミア「なに。気にする事はないよ。 今こうして願いは叶う可能性があるのだから。」 だから時折強い衝動に駆られる事があるが、なんとか理性で保っている。 そうして暫くすると、いつもより青い顔をしながら、精神訓練を終えて出てくる。 ユリト… 最終日だからって二倍にする事はないだろう。 リムやルミクなんかは泣きながら出てきたし… きっとユリトは限界を試させたんだろうな。
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