海だ~!!海水浴だ~!!特訓だ~!!

70/112
前へ
/543ページ
次へ
ウェル…side 3倍… 20分… ウェル「勝てる気がしない…」 ユリト「大丈夫だって! 考えてみろ!? レイヤンとは40点も差がある。 黒を取らない限り抜かれないから。」 ふむ… 考えてみると確かにそうだ。 レイヤンさんが黒を取らない限り、私は抜かされない可能性が高い。 他とは100点程も差があるし。 ソティー「ユリトって誰の味方?」 ユリト「正義の味方です。」 正義の味方はこんなえげつない事しないと思うがな。 レイヤン「そんな事よりみんなでお茶でも飲まないか?」 レイヤンさんはよくこの状況でお茶を飲むと言う発想がでるな… お茶を淹れたレイヤンさんは椅子に座り飲み始めた。 ミア「私も頂こう。」 ソティー「私も。」 そう言って椅子に座り、お茶を飲み始めるソティーとミアさん。 こいつらなんなんだ? どういう神経しているんだ? 私はつい唸りながら頭を抱えてしまった。 ユリト「一番辛いのはお前だからな。 あっ。俺はやることあるから遠慮しとくよ。」 レイヤン「むっ。そうか。」 時計置いとくから時間になったら始めてねと、ユリトはあの巨大な扉へと入っていく。 あの中はどんなふうになっているんだろうか? なんでもあの扉は空間魔術の応用とかなんとか… 私も椅子に座りお茶を飲み始める。 ふぅ。落ち着く。 今の内に作戦でも練っておくか… まず一番危険なのはレイヤンさんだ。 あの人なら黒を取らずともゆうに50は行くだろう。 しかし今日は最終日。 しかも数は3分の1となった今、みんな必死になって取りに行くだろう。 それはレイヤンさんもソティーも変わりはない。 つまりは20分も遅れて出る私は、更に必死にならないとこの順位は守れないだろう。 その為には黒を取る。 しかしその前に魔力球が無くなるのでは? 私は暫く考えていると1つの疑念が浮かび上がった。 ソティー「ん。私そろそろだから行ってくるね。」 時計を見たソティーは、そう言いながら立ち上がり、魔武器を展開する。 レイヤン「ああ。 …気を付けろよ。」 ウェル「行ってらっしゃい。」 ん?気を付けろよってどういう事だろ? 一応他の奴に対しての妨害は禁止だし、特に気を付ける事は無いはずだが… オグレ「おわぁ~!」 ドスドス! ミア「そう言えばユリト。 魔導兵を放すって行ってたな。」 アクリやアリンに話しているのを聞いたなとミアさんは呟く…
/543ページ

最初のコメントを投稿しよう!

16400人が本棚に入れています
本棚に追加