海だ~!!海水浴だ~!!特訓だ~!!

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さっきオグレを追っていたのが魔導兵か? 明らかに本格的だよな? ソティー「ユリト… ちゃんと説明して置こうよ…」 それを聞いたソティーは頭を抱えてしまった。 どうやらレイヤンさんも初耳らしく、驚いた顔でミアさんを見ている。 ビー! 突然時計から鳴り響く音。 どうやら時間がたつと、音がなる仕組みらしい。 ソティー「じゃあ… 行って来ます…」 ソティーは少しでも点数を稼ぐために話しては居られない。 辺りを警戒しながら走っていくソティーの背中を眺めながら、レイヤンさんは口を開く。 レイヤン「危険じゃないか?」 ミア「さぁ? 私もただ聞こえただけだから、詳しくは分からない。」 ユリトだから大丈夫なように手は打ってあるだろうと、ミアさんはすっかり安心仕切っている。 確信犯だ… きっと裏ではほくそ笑んで居るはずだ… 絶対そうだ… あんなのがいたら1人として黒を取ろうとは思わない… 疲れ切って動けない所を狙われたらたまったもんじゃない。 ルミク「ユリト。 ちょっと酷すぎるよ…」 机の下から聞こえてくる声。 ウェル「確かにな。」 レイヤン「私にも言わないとは…」 ルミクはさっきからずっといた。 本人は隠れて忍び寄ったつもりだろうが、私たちは感覚で敵を察知するため意味がない。 ルミク「はぁ。私、これで限界なんだけど…」 ルミクは机の下から這い出ながら呟く。 ミア「まだまだ強くなるさ。」 ユリトは限界と言う言葉は、超えるために存在するという持論を言っているが、死ぬ気の努力をしない限りは超られないだろう… ウェル「ところでルミクはなんでここにいるんだ?」 ルミク「魔導具ばっかで魔力球が見当たらないの。」 ユリトのやつ。 手を加えるのは分かりきっていたが、魔導兵に続いてこれはないだろ… 私はユリトが皆の殺気を受ける事を確信した。 (一方ユリトは…) ユリト「はぁっくしゅうぃ! うーん… 風邪かな?」 クリク「大丈夫?」 ユリト「大丈夫。 さぁ続けぇくしゅん!」 (一時間も続くくしゃみに耐えていたそうな。)
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