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みんなの所に戻る途中、ソティーが手を繋いで歩きたいと言うので手を繋いだが…
ソティーは手をぶらぶらさせながらスキップしている。
ソティー「ユーリト。」
ユリト「なんだ?」
ソティー「なーんでーもなーい。」
さっきからこの調子だ。
子供か!って言いたいけど言ったら言ったでまた拗ねるんだろうなぁ…
ソティー「ねぇ…
ユリト…」
ソティーはなんでこんなに子供っぽいんだ?
体も思考もまるで子供だよ!
ソティー「ユリト?」
ソティーって本当に17才なのかなぁ?
だって外見年齢とか中学一年生ぐらいだよ?
疑わざるを得ない…
ソティー「ユリトー!」
ユリト「ん?どうした?」
考え見透かされたかな?
やっべ…
冷や汗かいてきた…
ソティー「どうしたじゃない!
呼んでるのに返事しないんだもん!」
なんだそんな事か。
かなりホッとした…
ユリト「悪い悪い。
考え事してたんだよ。
んでなに?」
ソティー「うん。
ユリトってご飯食べたのかなぁ~って…
思って…さ。」
最初の勢いは完全に無くなり声はボソボソとよく聞こえないが、何を言いたいかは分かる。
ユリト「自分が悪いと思うなら謝れ。
勘違いでも謝らないより、謝った方がずっといい。」
ソティー「う…
ごめんなさい…」
やれやれ…
相変わらずソティーって感情の起伏が激しいな…
一緒にいるとかなり精神がもってかれるよ。
ユリト「気にするな。
だけど言いたい事は言えよ?
俺に余計な心配をかけたくなければな。」
ソティー「うん。ありがとう…」
ソティーは絡めていた指を解くと、今度は俺の腕に抱き付く。
よくアニメとか恋愛とかでもあるが…
体験すると分かる。
歩きづらい…
すごく歩きづらいです。
はい。
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