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到着するとみんな勢揃いで、しっかり午後の訓練の準備を終えていた。
ウェル「ゆっくり話し合えたか?」
ウェルは俺たちを見てにっと笑う。
レイヤン「さっさと始めよう。
時間はとっくに過ぎているぞ?」
レイヤンはふふっと笑いながら椅子から立ち上がる。
ログス「仲直り出来て良かったねぇ~(ニヤニヤ)」
ルミク「ソティーばっかりソティーばっかりソティーばっかり私も私も私も私も私も私も愛され…」
呪文になってるけど?
オグレ「さっさとやろうぜ?(ニヤニヤ)」
リム「午後は何をするんですか?」
もうちょっとパプリパ必要かな?
でも匂いなんだよなぁ。
面倒だしいっそのこと魔術で匂い抜きするかな。
ふへへへ!目にものを見ておれ!
ウェル「あれマズいですよね?」
レイヤン「あぁ…
かなりマズい…」
リム「あれ!?私は違いますよね!?」
リムは確かに違いますね。
まぁいっか。
ユリト「午後の訓練始めますよ~。
今日の舞台はコロシアム!」
俺はみんなに強制転移魔術をかけて、俺が作り出した亜空間にご招待!
一瞬で場所は変わり、ローマ帝政期のコロッセウムみたいな感じだ。
ソティー「うぇぷ…」
ユリト「内容は俺と模擬戦。
単純でしょ?」
俺は複雑な魔術を大量に組みながら話す。
レイヤン「ユリト。
突然過ぎて思考が追い付いてないぞ?」
ウェル「私たちはまだ慣れているからいいが…」
みんな目をまん丸にして俺の事見ているよ。
そこには純粋な驚きしかない。
ユリト「えーと。
まずここは俺が作った亜空間の中で…
これからやる訓練はここでやった方がいいから転移したの。
分かった?」
まだ呆けたような顔で、みんな頷いてるけど大丈夫でしょ。
さーてと。
誰から始めようかなぁ?
ユリト「じゃあオグレから始めるか。
ついて来て。」
オグレ「えっ!俺!?」
他は観客席の方に行ってね~と言ってから、俺は中央の方へ歩く。
慌てて後をついて来るオグレ。
オグレ「なぁ。
さっきから組んでる魔術なんだ?」
ユリト「ん?結界。
よっしゃ始めるか。」
俺は大体中央に来て立ち止まり振り返る。
オグレは少し離れた所で青い顔をしている。
ユリト「オグレ。俺を殺す気でやれ。
じゃねーと…
死ぬぞ?」
俺は結界魔術と一緒に組んでいた制御解除魔術を発動する。
瞬間に魔力が俺の体から溢れ出す。
オグレ「死ぬって…」
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