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リム「次はちゃんと気を付けて下さい。」
ユリト「はい…」
あ~…
マジ怖かったぁ~…
完全に人格変わったよね。
あれは寿命縮まるって。
ユリト「よし。これくらいやれば大丈夫だろ。」
俺はそう言いながらリムの膝枕で寝ているオグレの胸から手をどかす。
顔もすっかり赤みを帯びてきたから大丈夫でしょ。
次はリムにする予定だったけど変更だな。
いまだ怒りを全面に出しているリムとは戦いたくない…
いくら最強だって言われても、怖いもんは怖いんだよ!
他はリムがすげー怒ってるからか、ずっと黙ったままだし…
原因である俺はいたたまれない!
ユリト「んじゃ次ルミクで。」
これは何事も無かったかのように模擬戦を続行するに限る。
うん。そうしよう。
じゃないともたない…
ルミク「あっ。うん。」
ルミクは少しリム達を気にしながらも俺の後を付いて来る。
ルミク「私リムがあんなに怒ってるの初めて見た。」
ユリト「だよねぇ~…
はぁ…」
オグレの為ならどんな手段も厭わないリムの事だから、後でどんな仕返しがくるか分からない。
だからかなり怖い…
何か最近ミスしてばっかじゃん!
だあ~!
ストレスか!ストレスなのか!?
無駄に面倒くさい事が多発してるから判断力も低下してるのか!?
ルミク「大丈夫?」
ユリト「大丈夫じゃない。
よし。始めるか。」
どうも頭を掻き回していたらしく、凄くルミクが心配そうだ…
恥ずかしさを誤魔化すためにさっさと始めまーす。
ルミク「私も本気でやるんだよね?」
ユリト「勿論!」
of course!って言いたかったけど分かる筈ないから自重自重。
後ろからははぁ~っと深い溜め息が聞こえる。
そんなに俺とやるの嫌いなのか?
はたまた前回のが相当効いていてトラウマみたいになってるとか?![image=435004075.jpg](https://img.estar.jp/public/user_upload/435004075.jpg?width=800&format=jpg)
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