海だ~!!海水浴だ~!!特訓だ~!!

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ログスside ログス「あー…」 ソティー「目が回りそう…」 ルミクが斬りつけたと同時に空高く巻き上げられていく。 ありゃ負けたね。 アクリ「ルミクさん大丈夫かな?」 ログス「ユリトはそこまで大怪我させないよ。」 大怪我させたらすぐ治療するし、何より本人が後で落ち込んでいるのを見かけるし… なんだかんだでユリトは精神的に弱い。 ソティーさんやウェルがいじけた時なんかは、口ではめんどくさいとか言ってるけど、目に見えて不安げだ。 オグレ「うぅ…」 リム「オグレ!」 後ろから聞こえる呻き声とリムがオグレを呼ぶ声が重なる。 起きたみたいだね。 ログス「大丈夫か?」 オグレ「あー… 負けたのか…あたっ!」 リムは起きて早々にそんな事を言うオグレの頭をポカリと殴る。 リム「いつもいつも心配ばかりかけて!少しは考えて行動して下さい!」 リムは涙を瞳に溜めて膝の上のオグレを見つめる。 ログス「アクリ。前向いておけ。」 アクリ「うん?」 ルミクとユリトの模擬戦にどうやら進展があったようだ。 ルミクはひたすら傀儡魔術で攻め立てているが、目に見えていつもより劣っている。 まぁやることは大体分かった。 そしてユリトが飽き始めた事… ログス「いまだ…」 地面から物凄い速さで飛び出した人形はユリトを攻撃する。 少し離れているから分かりにくいが、ユリトには確実に手傷は負わせた筈だ。 それと同時にルミクは自分の結界の内側で魔術を使い、結界の中に石をためていく。 山や土魔術は空間出現魔術と相性がすこぶる悪いからなぁ。 魔力の消費もでかいし… まぁとにかく重量が増えた事により、緻密に計算された上がり過ぎず下がり過ぎずの魔術はその効力を失い、ルミクの高度は下がっていく。 そして地面に着くとすぐさまユリトに攻撃を仕掛ける。 ミア「駄目だな。」 アクリ「どういう事ですか?」 自分も疑問に思って聞こうとしたら、アクリの方が早かった。 ミア「魔力切れ。」 目の前でルミクが盛大に地面に突っ込んでいく… あちゃー。 魔力切れ2回目だよ。 ルミク確か魔力切れしてから、本気になることをすげー恐れてたんだよね。 まぁユリトがいるから大丈夫だろうけど…
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