海だ~!!海水浴だ~!!特訓だ~!!

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ユリトside 重装甲って感じだね。 凄く動きずらそうだが、あの鎧はログスの動きと連動するらしい。 ログス「いくよ!」 ログスはそう言うと俺に向かって一直線に走り出す。 そのスピードは鎧を纏う前よりも若干に早くなっている。 もう戦車だね。 俺は上からの攻撃を巨剣を横にしてガードする。 ガゴンッ! ビシッ! 受け止めるとその衝撃が体を伝わって、足を中心に地面にひびが入る。 ユリト「重いな…」 あの装甲だし多少本気で斬っても大丈夫だよね? 俺はログスの剣を上に力ずくで弾くと、胴体に横の一線を加える。 ガァン! ヒュー!大した強度だね! 手がビリビリするよ! 切り抜いたが鎧が削れただけで、ログス自身に傷を付ける事は出来なかった。 これはいよいよ本気で取り組まねばなるまい。 ユリト「うわ!」 考えていたらログスからの反撃がきた。 ログス「マジ焦ったぁ。」 ログスは両断されたかと思ったと苦笑いする。 ユリト「びっくりな強度だね。」 削ったとはいえ全く穴が空いていないから、そこそこ厚みもあるみたいだ。 ログス「うん。俺もビビった。」 ユリトを苦戦させてるから満足かな?とログスは再び岩柱を発射台にして俺に迫る。 やはりログスは魔術を自分の補助として使う傾向がある。 つか早くねぇ!? ユリト「くっ!」 最初の攻撃の速さに慣れているせいか反応しづらい。 慣れって恐ろしいねっっく! あぶな! ログスの攻撃をかわしながら、追撃の岩の槍の処理もしなくちゃならない。 しかも攻撃の間隔が短いから追撃の岩も複数来るため、なかなかログスに攻撃出来ない。 魔術で応戦するが、基礎魔術以上は使えない。 理由はフルの状態で練習してないから危険すぎるし… うん。だいぶ速さに慣れてきた。 疲れてきたのかだいぶスピードが落ちた所で、もう一度胴体に攻撃を加えてログスの攻撃を挫く。 ログス「はぁ。はぁ。はぁ。」 そろそろ限界かな? はっきり言って俺は全員魔力切れにさせるつもりでいる。 まぁ魔力切れって言ってるけど、実際は魔力の回復が著しく低下する事なんだけどね。 ずっと前に説明したと思うが、精神、体力が削られる事により魔力の回復も低下する。 これが一般に魔力切れと呼ばれる物だが、平たく言えば疲労だね。 まぁとりあえずその状態が長く続くと死に至るってわけ。 過労死ってやつだ。 長くなったな…
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