海だ~!!海水浴だ~!!特訓だ~!!

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オグレ「何もしないで復活したのか?」 黙って話を聞いていたオグレは怪訝そうな顔で俺に聞いてくる。 ユリト「あぁ。多分だが魔力の回復力が異常に高いんだ。 ここまで高い奴は数える位しか居ないんじゃないか?」 それしか考えられん。 流石のソティーもあそこまでは高くはない。 それを聞いたログスとアクリちゃん、ルミク、オグレたちはすごいとはしゃぎまくる。 何だかんだで俺の周りすごい奴らばっかだな。 何人かは人間の領分を逸脱してるしね。 ウェル「凄く失礼な事考えてないか?」 ユリト「あっ。次リムね。」 後回しにして忘れてたしね。 リム「分かりました。」 リムはそう返事をすると準備運動を始める。 真面目だねぇ。 前の3人は準備運動さえしてなかったもんな。 まぁ戦場で準備運動なんか出来るかは分からんが… ミア「ユリトお前は大丈夫なのか?」 ユリト「ん?何が?」 心配してくれるのはありがたいんだけど、大丈夫か?だけじゃ分からんよ? リム「いいですよ。」 準備体操を終えたリムが話しかけてくる。 ユリト「おう。」 そうして俺とリムは試合場に向かう。 しかしよくもまぁリムやルミクは、今回の特訓によく付いて来れたな。 ユリト「よし。始めるか。」 リム「えぇ。」 リムは魔武器の弓を展開すると、魔力の矢をつがえる。 確かリムは水だったな。 リムは俺が魔武器を展開するのを確認するとつがえた矢を放つ。 ユリト「お。」 叩き落とすかと考えていたら矢が複数に分裂する。 俺は巨剣で全てを確実に落としていき、そして最後にガード。 バァーン! リムが高水圧の水球をぶつけてきたからだ。 基本的に水は補助系だからなぁ。 攻撃と言えばさっきの高水圧の水球か、あるいは大量の水を被せて溺死させるとか? 風も補助系だが水はかなり厄介な補助魔術が多い。 例えばシャボン玉のようにして自分を包み込む魔術がある。 これは炎の魔術は勿論の事、物理的な攻撃を和らげたり雷は水の膜を通して地面に魔術を流す。 また膜を傷口にぴったりつけると治癒力が格段に上がる。 これは難しくも無く、使用魔力も非常に低い。 より多くの味方を戦いながらでも治癒できる。 膜を厚くすればクッションにもなるしね。 とにかく言い切れない程、厄介な補助魔術があるのが水魔術の特徴だぁっと! 矢の数多いなぁ! 遠距離武器の弱みを付こうかな? 遠距離武器には近付かれる以外にも弱みがある。
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